恐竜と共に生き抜くサバイバルゲーム「ARK」。友達と一緒に遊びたいけど、使っているゲーム機が違って諦めていませんか?
実は、ARKシリーズの最新作では、プラットフォームの違いを超えて一緒に遊べる機能が実装されています。この記事では、ARKでクロスプレイの対応状況や設定方法について、分かりやすく解説していきます。
ARKのクロスプレイ対応状況を知ろう
ARKシリーズには複数のタイトルがあり、それぞれでクロスプレイの対応状況が異なります。まずは、自分が遊びたいタイトルがどこまで対応しているのか確認しましょう。
ARK: Survival Ascendedは完全対応
2023年10月にリリースされた「ARK: Survival Ascended」では、PC・PS5・Xbox Series X|Sの3つのプラットフォーム間で完全なクロスプレイが実現しています。
このタイトルは次世代機の性能を活かして開発されており、Unreal Engine 5を採用した美しいグラフィックが特徴です。発売当初からクロスプレイに対応しているため、ハードの違いを気にせず友達と遊べます。
ただし注意点として、PS4やXbox One、Nintendo Switchには対応していません。これらの旧世代機では、ゲームそのものがプレイできないため気をつけましょう。
旧作のSurvival Evolvedは制限あり
2017年に発売された前作「ARK: Survival Evolved」では、基本的に異なるプラットフォーム間でのクロスプレイはできません。
例外的に、PC版のSteam版とEpic Games版のプレイヤー同士であれば、専用サーバーを立てることで一緒に遊ぶことが可能です。しかし、PlayStationとXbox、あるいはPCとコンソール機といった組み合わせでは遊べないのが現状です。
クロスプレイの展開スケジュール
ARK: Survival Ascendedのクロスプレイは、当初は段階的な展開が予定されていました。
当初の3段階展開計画
元々は以下のスケジュールで展開される予定でした:
- 10月(Steam版発売時):クロスプレイ未対応
- 11月(コンソール版発売時):PS5とXbox間でのみ対応
- 12月以降:全機種でクロスプレイ対応
この計画では、PC版プレイヤーは当初クロスプレイを利用できず、コンソール版の発売を待つ必要がありました。
現在は発売直後から全機種対応
しかし開発が進み、最終的には各プラットフォームの発売直後からクロスプレイが利用可能になりました。つまり、PC版・PS5版・Xbox版のいずれを選んでも、発売日から他のプラットフォームのプレイヤーと一緒に遊べます。
コンソール版固有のサーバーも設置されているため、必要に応じてPC版プレイヤーと分けて遊ぶこともできます。
クロスプレイでできることとメリット
ARKでクロスプレイが実現すると、どんな楽しみ方ができるのでしょうか。具体的なメリットを見ていきましょう。
最大70人での大規模マルチプレイ
公式サーバーでは、プラットフォームの垣根を越えて最大70人が同時にプレイできます。大勢のプレイヤーと協力して巨大建築物を作ったり、部族を結成して他の部族と戦ったり、ハードの違いを気にせず楽しめます。
MODを共有して遊べる
従来、MODはPC版プレイヤーだけの特権でした。しかしSurvival Ascendedでは、PS5やXboxでもMODが使用可能になっています。
ゲーム内のMODブラウザから簡単にダウンロードでき、クロスプレイ中も全員が同じMODを共有できます。建築を便利にする「Structures Plus」や、恐竜のステータスを詳しく見られる「Awesome Spyglass」など、人気MODを友達と一緒に楽しめるのは大きな魅力です。
クロスプレイを始めるための準備
実際にARKでクロスプレイを始めるには、いくつかの条件を満たす必要があります。
必要なハードウェアとソフト
ARK: Survival Ascendedをプレイできるハードが必要です。対応しているのは、PC(Steam)、PlayStation 5、Xbox Series X|Sの3つです。
ゲームソフトは各プラットフォームで購入する必要があり、バージョンは常に最新に保っておきましょう。アップデートが遅れていると、バージョン不一致エラーで接続できないことがあります。
オンラインサービスとネットワーク環境
コンソール機でオンラインマルチプレイを楽しむには、PlayStation PlusやXbox Game Pass Ultimateといった有料サービスへの加入が必要です。PC版の場合は、Steamアカウントがあれば追加料金なしでオンラインプレイができます。
快適にプレイするには、安定したインターネット接続が欠かせません。有線LAN接続が理想的ですが、Wi-Fiを使う場合は5GHz帯を選ぶと良いでしょう。
公式サーバーで遊ぶ方法
最も簡単にクロスプレイを楽しめるのが、公式サーバーを利用する方法です。
サーバーへの参加手順
ゲームを起動したら、メインメニューから「サーバーに参加」を選択します。サーバーリストでは「公式」フィルターを選び、地域は「アジア」または「オセアニア」に設定するとPING値が低く快適に遊べます。
フレンドを招待する
友達を自分のサーバーに呼びたい場合は、ゲーム内のフレンドシステムを使います。PC版ではTabキー、PS5版ではタッチパッドを押してメニューを開き、フレンドリストから招待したい相手を選びます。
Steam版であれば、Steamのフレンド機能からも招待できます。PS5版ならPlayStation Networkのパーティー機能が使えるため、プラットフォーム固有の便利な機能も活用しましょう。
専用サーバーでカスタムプレイ
より自由度の高い設定で遊びたい場合は、専用サーバーのレンタルがおすすめです。
Nitradoサーバーの利用
ARK: Survival Ascendedでは、Nitradoが公式パートナーとしてサーバーサービスを提供しています。公式サイトでアカウントを作成し、ARK: Survival Ascendedを選択してサーバー仕様を決めます。プレイヤー数や地域を選び、契約期間を設定すれば、すぐに自分専用のサーバーが立ち上がります。
クロスプレイを有効化する設定
サーバーの管理画面では、「AllowCrossplatformPlay」を「True」に設定し、「ServerPlatform」で「PC+XSX+PS5」を選択します。これで、すべてのプラットフォームからアクセスできるサーバーになります。
専用サーバーの魅力は、テイム速度や採取倍率、経験値の獲得量などを自分好みに調整できることです。一般的には、テイム倍率3倍、採取倍率2倍、経験値倍率2倍あたりがバランスが良いとされています。
トラブル時の対処法
クロスプレイを楽しんでいると、時々接続できないなどのトラブルが発生することがあります。
よくあるエラーと解決策
「サーバーが見つからない」という場合は、サーバーフィルターの設定を確認しましょう。「すべて」に変更したり、地域フィルターを調整したりすると見つかることがあります。
「バージョン不一致」のエラーが出たら、全員が最新版にアップデートしているか確認してください。Steamならライブラリでゲームを右クリックして更新確認、PS5ならホーム画面でオプションボタンから更新をチェックできます。
プラットフォーム別の注意点
PC版では、Windowsファイアウォールの設定でARKを許可する必要がある場合があります。PS5版では、NAT タイプの設定が重要です。ルーターの設定画面で「NAT タイプ」を「オープン」に変更すると、多くの接続問題が解決します。
サーバーを選ぶ際は、PING値が100以下のものを選ぶと快適にプレイできます。有線LAN接続に切り替えるだけでも、大きく改善することがあります。
まとめ
ARKでクロスプレイは、最新作のSurvival Ascendedで実現します。PC・PS5・Xbox Series X|Sの間で自由に遊べるため、ハードの違いを気にせず友達と恐竜サバイバルを楽しめます。
当初は段階的な展開が予定されていましたが、現在は各プラットフォームの発売直後からクロスプレイが利用可能です。公式サーバーを使えば設定不要で簡単に始められますし、専用サーバーをレンタルすれば自分好みのカスタムルールで遊べます。
ぜひ友達を誘って、プラットフォームの垣根を越えた恐竜サバイバルを体験してみてください。