やばたにえんはお母さんと娘の復讐の物語だ。
最終的な結末で残るのは、8番目の女の子だけ。
8番目の女の子である彼女こそがお母さんの娘にあたる。
そして、そのお母さんとはゾンビのことだ。
今回はやばたにえんのエンディングから推測できる考察を紹介する。
⇒【やばたにえん 遊び方】
“エンディングE”でわかる物語
まずは物語の中核をなすEエンドから理解しよう。
Eエンドでは、お母さん編み物(羊毛のドレス)を編んでいるシーンから始まる。
エンドの最後で使った青い服だ。
青い女性がお母さんだ。
次のシーンで羊毛のドレスを暮石にお供えしている。
恐らくこの下に8番目の娘(OMIYO)が眠っていると考えられる。
すでに娘は生きていないということだ。
お人形さん。
これは娘の形見、もしくは代わりに持っているものだろう。
他の子供たちがたくさんやんちゃするシーンが流れる。
お母さんが困っている。
この子供たちはお母さんの子なのだろうか。
それとも他からやってきた子なのだろうか。
子供たちのいたずら?でお母さんがゾンビマシーンに閉じ込められる。
娘の形見を蹴っているのか、キャッチボールしているのか遊ぶシーンが目立つ。
そして、OMIYOの人形はゾンビマシーンの中にいるお母さんの前に。
恐らく、お母さんはマシーンによってゾンビになる。
そうしてゾンビになった時に使われたエネルギーで、人形であるOMIYOも復活する。(人間になる)
各エンドの結末
Aエンド 味噌だる
Aエンドは女の子全員を助けて、屋上の扉に閂をかけないやり方であった。
ヘリで全員を救出するが、最後のゾンビもヘリに入っていく。
そのせいで結局みんながやられてしまう結末だ。
Aエンドで残るのは8番目の女の子。
OMIYOだけだ。
味噌だるの意味としては、ヘリの中で「味噌だる」のようにぐちゃぐちゃになるからだろう。
Bエンド 十把一絡げ(じっぱひとからげ)
Bエンドのやり方はゾンビの部屋に閂をかけ、女の子全員をヘリで救出する。
Aエンドとは違い、ゾンビから逃れることはできる。
しかしOMIYOにロケットランチャーをぶち込まれ、これも最終的に全員やられる。
生き残るのはOMIYOだけ。
十把一絡げの意味はひとまとめにすること。
恐らくヘリの中のみんなをまとめて倒すからだろう。
結局みんな生き残らないのである。
復讐の物語だ。
Cエンド 凡庸
Cエンドは8番目の女の子であるOMIYOだけ助ける。
他の子は勝手にやれられいく。
特に復習する必要もなく、何も起こらないので”凡庸”なのではないか。
Dエンド 復讐鬼
Dエンドでは2番目と8番目の女の子だけを助けた。
しかしエンディングを迎える直前で、助けた2番目の女の子は上から降ってきた石にやられてしまう。
この石を落としたのもOMIYOだ。
またもや最終的にはOMIYOしか生き残らない。
どのエンドを辿っても、OMIYO(恐らくお母さんの娘)しか生き残らないのである。
「やばたにえん」は他の子供たちから色々とめちゃくちゃにされたことへの復讐の物語なのだ。
考察は以上になる。
拙い考察なのは否定できない。
もし、みなさまが考える考察があればぜひコメントを頂戴したい。
⇒【みなさまの考察を紹介】
⇒【やばたにえん 遊び方】