FPS用語トロールとは?意味や由来悪質プレイがなくならない理由を解説

オンラインゲームをプレイしていると「トロール」という言葉を見聞きする機会が多いかもしれません。特にFPS(画面に自分の視点が映る一人称視点のシューティングゲーム)では、迷惑なプレイヤーを指す言葉として定着しています。この記事では意味や由来、具体的な例、悪質プレイがなくならない理由まで解説します。
トロールとはどんな意味の用語か
まずは言葉の基本的な意味から確認していきましょう。
チームで戦うゲームで使われることが多い
トロールとは、オンラインゲームやSNS上で他人をわざと妨害したり挑発したりする迷惑行為や、その行為者を指す言葉です。もともとは海外のネットスラングとして広まりました。
FPSやMOBA(複数人で陣地を奪い合う対戦ゲーム)のようにチームで戦う作品では、味方の足を引っ張るプレイヤーがトロールと呼ばれやすい傾向にあります。VALORANTのような対戦FPSは、その代表例といえるでしょう。
もともとはFPSを中心に使われていましたが、現在はTPS(三人称視点のシューティング)などでも広く使われています。
初心者のミスとの違い
本来トロールは、故意に行われる悪質な行為を指す言葉です。そのため、ゲームに慣れていない初心者の不慣れなプレイは、本来は区別して考えられます。
ただし実際には、単なるミスや判断の遅れがトロール扱いされてしまうことも少なくありません。悪意の有無を見分けるのは、意外と難しいといえます。
そのため、味方のプレイを頭ごなしにトロールと決めつけてしまうのは、避けたいところです。まずは不慣れなだけかもしれない、と考える余裕を持ちたいものですね。
トロールの由来や語源は?
「トロール」の語源には複数の説があり、正確な由来は断定できないのが実情です。
釣り用語「trolling」が有力とされる説
有力とされるのは、英語で引き縄釣りを意味する釣り用語「trolling」から来たという説です。えさを引いて魚をおびき寄せる様子が、挑発的な言動で相手の反応を誘う行為と重なるためだと言われています。
日本語でも、わざと相手を怒らせる書き込みを「釣り」と呼ぶことがあり、発想の近さがうかがえます。英語圏でも、挑発を投げてだれかが反応するのを待つ様子が釣りにたとえられてきました。
北欧神話の「Troll」と結び付ける説
もう一つは、北欧神話に登場する妖精や巨人のような存在「Troll」のイメージと結び付ける見方です。森や洞窟にすむ厄介者という印象が、迷惑行為の呼び名と重なったと語られます。
この生き物はRPGなどにも登場するため、ゲーム好きにはなじみ深いかもしれません。ふたつの説が混ざり合いながら、今の意味が広まっていったとも考えられています。
ただし、どちらが正確な語源なのかは、現時点でははっきりしていません。
FPSでよくあるトロール行為の例
トロール行為と一口に言っても、その内容はさまざまです。FPSで見られる代表的な例を、下の表にまとめました。
FPSでよくあるトロール行為の例
| 行為の種類 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 利敵行為 | 味方の位置を敵に教えたり射線を妨害したりする |
| 妨害行為 | わざと味方を攻撃して不利な状況に追い込む |
| アイテムの横取り | 味方の武器やアイテムを奪って装備を妨げる |
| 暴言や挑発 | チャットやボイスチャットで攻撃的な発言を繰り返す |
| 不正行為 | チートや規約違反のツールを使ってプレイする |
| 途中退出 | ランクマッチの途中でわざと抜けて人数を減らす |
ほかにも、ランクマッチの途中でわざと退出し、味方を人数不利に追い込む行為もよく知られた例です。勝敗に直結するだけに、強い不満を招きやすい行為だといえます。
暴言や不正行為には特に注意
中でもチャットやボイスチャットでの誹謗中傷は、相手を深く傷つける行為として問題視されています。度を越せば、法的な責任を問われる可能性もあるでしょう。
また不正行為の一例として、マウス操作のプレイヤーが本来対象外のAPEX エイムアシストを利用するケースも挙げられます。同じく人気のバトルロイヤルであるApex Legendsでも、こうした行為は厳しく禁止されているのが一般的でしょう。
悪質なプレイがなくならないのはなぜか
悪質なトロール行為がなくならない背景には、いくつかの要因があると考えられます。
匿名性が高く繰り返されやすい
オンラインゲームは、匿名でプレイできる点が大きな特徴です。アカウントを作り直せば身元が分かりにくく、何度でも同じ行為を繰り返せてしまいます。
処分を受けても別のアカウントで戻ってくる例があり、根本的な解決を難しくしている一因だと考えられます。
制裁の線引きが難しい
明確なルール違反とは言い切れない行為も多く、運営側が制裁を下しにくいケースも少なくありません。たとえば消極的なプレイは、わざとなのか実力不足なのか、外からは判断しづらいものです。
こうしたグレーな行為への対応は、運営にとって難しい課題となっています。
競争によるストレス
勝ち負けにこだわるあまり、プレッシャーやストレスから迷惑行為に走ってしまう人もいるようです。ランクマッチのような真剣な対戦ほど、こうした傾向が出やすいと言われています。
トロールに遭遇したときの対処法
実際にトロールと出会ったときに、覚えておきたい対応を紹介します。
反応せず通報やブロックを使う
基本となるのは、感情的に反応しないことです。挑発に乗って言い返すと、かえって相手の思うつぼになりかねません。
多くのゲームには通報機能やブロック機能が備わっており、悪質な場合はこれらを活用するとよいでしょう。通報が積み重なれば、アカウント凍結(BAN)につながることもあります。
その場で言い争うよりも、記録を残して運営に報告するほうが建設的でしょう。
自分がトロールと誤解されないために
何気ない発言が、相手にはトロール行為と受け取られてしまう場合もあります。味方を責めるような言動は控えたいところです。
なお不適切な名前も問題視されやすく、名前変更に制限を設けているタイトルもあります。
まとめ
トロールは、オンラインゲームで他人を妨害したり挑発したりする迷惑行為やその行為者を指す言葉です。語源は釣り用語の「trolling」が有力とされ、北欧神話の存在と結び付けて語られることもあります。匿名性や制裁の難しさからなくなりにくいものの、通報やブロックを活用し冷静に対応することが大切だといえるでしょう。ほかの無料オンラインゲームを楽しむ際の参考にしてみてください。





